2017.02.05コラム
永遠の問いかけ 他分野との共通点
心と身体、それを統合させる重要性・・・
あらゆる分野で様々な方がそれぞれの知見を述べられています。
私自身は、「アレクサンダー・テクニーク(以下 AT)ができることは何なのか?」それを極めるためにも、書籍を読んだり、調べたりしながら、自分の考えを深めることが非常に重要だと思っています。その中で、非常に似た考え方をする部分があるもの、または全く異なる部分があるものなど・・・。共感したり、納得したり、あるいは否定的に捉えたり・・・様々なシーンに出合います。
それらを拾い上げる作業が日々の活動の一部となっているのですが、先日、非常にびっくりした本に出合いました。
それが次の本です。
「世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方~ハーバード,Google, Facebookが取り組むマインドフルネス入門~」
萩野淳也、木蔵シャエフ君子、吉田典生 著 日本能率協会マネジメントセンター
この本には、「え?ATのこと?」と錯覚してしまいそうなくらい似た視点が多々書かれていました。マインドフルネスに関する書籍はかなりの量を読みましたが、その中でもこれはびっくりするくらい酷似している内容でした。
目次の一部を挙げてみると・・
・立ち止まって考え、今までのやり方を手放す力
・今自分に起きていることに気づく力
・今この瞬間に、本領を発揮する力 など(上記書 引用)
また、「脳」に関する研究結果を応用しながら「人間の反応パターン」について述べているところでは、F.M.Alexanderがおよそ100年前頃に書き残した書籍の中にある、彼の記述を読むようでした。
*ご興味がある方は、是非上記の書籍「世界の~」を直接ご自分で目を通されることをお勧めします。
マインドフルネスでは「瞑想」でこれらの能力を引き出すことを奨励しています。
しかし、これらの内容はATの中で求めていることと殆ど変わらないだろうと思います。
ATのレッスンでは、目を閉じ瞑想のようなことは行いません。しかし、自分の身体、自分の呼吸、自分の動き、自分の心の状態・・・・・などを丁寧に観察しながら、「自分の今の状態に気づき、習慣的反応を抑制しながら、どう行動していくか・・」ということを実践することができるようにしていきます。
ATはボディーワークの一種として位置づけられることが多いのですが、決してその域にとどまりません。「どう反応していくか?」があっての「行動」ですから、正に上記の書籍に述べられたようなことが含まれてくるのです。
実は先日、レッスンの問い合わせの中に、「マインドフルネスのためにも、レッスンを受けたい」という方がいらっしゃいました。
私自身は「マインドフルネスを教えることができます」と表現していませんし、表現することはできません(資格がありません)。しかし、分かる方にはその辺りの近しい共通部分を感じて、問い合わせされているのだと思います。
方法論も世の中に多種多様溢れており、それぞれの視点から「どうあるべきか?」を述べていますが、要は、皆「同じこと」を違う角度から捉え、違う表現で表そうとしているのだ・・と私自身は捉えています。(武道関連の書籍などにおいても、同じような内容を見つけることができます)
「人間として重要なことは?」という永遠の問いかけに対する答えを、我々は皆常に追い求めているのでしょう。
私自身も、追い求め、真実を追求する・・その面白さに虜になっている一人なのでしょう(笑)。
アレクサンダー・テクニークの指導者として何ができるのか?
まだまだ探求の旅は続きますね!!
あらゆる分野で様々な方がそれぞれの知見を述べられています。
私自身は、「アレクサンダー・テクニーク(以下 AT)ができることは何なのか?」それを極めるためにも、書籍を読んだり、調べたりしながら、自分の考えを深めることが非常に重要だと思っています。その中で、非常に似た考え方をする部分があるもの、または全く異なる部分があるものなど・・・。共感したり、納得したり、あるいは否定的に捉えたり・・・様々なシーンに出合います。
それらを拾い上げる作業が日々の活動の一部となっているのですが、先日、非常にびっくりした本に出合いました。
それが次の本です。
「世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方~ハーバード,Google, Facebookが取り組むマインドフルネス入門~」
萩野淳也、木蔵シャエフ君子、吉田典生 著 日本能率協会マネジメントセンター
この本には、「え?ATのこと?」と錯覚してしまいそうなくらい似た視点が多々書かれていました。マインドフルネスに関する書籍はかなりの量を読みましたが、その中でもこれはびっくりするくらい酷似している内容でした。
目次の一部を挙げてみると・・
・立ち止まって考え、今までのやり方を手放す力
・今自分に起きていることに気づく力
・今この瞬間に、本領を発揮する力 など(上記書 引用)
また、「脳」に関する研究結果を応用しながら「人間の反応パターン」について述べているところでは、F.M.Alexanderがおよそ100年前頃に書き残した書籍の中にある、彼の記述を読むようでした。
*ご興味がある方は、是非上記の書籍「世界の~」を直接ご自分で目を通されることをお勧めします。
マインドフルネスでは「瞑想」でこれらの能力を引き出すことを奨励しています。
しかし、これらの内容はATの中で求めていることと殆ど変わらないだろうと思います。
ATのレッスンでは、目を閉じ瞑想のようなことは行いません。しかし、自分の身体、自分の呼吸、自分の動き、自分の心の状態・・・・・などを丁寧に観察しながら、「自分の今の状態に気づき、習慣的反応を抑制しながら、どう行動していくか・・」ということを実践することができるようにしていきます。
ATはボディーワークの一種として位置づけられることが多いのですが、決してその域にとどまりません。「どう反応していくか?」があっての「行動」ですから、正に上記の書籍に述べられたようなことが含まれてくるのです。
実は先日、レッスンの問い合わせの中に、「マインドフルネスのためにも、レッスンを受けたい」という方がいらっしゃいました。
私自身は「マインドフルネスを教えることができます」と表現していませんし、表現することはできません(資格がありません)。しかし、分かる方にはその辺りの近しい共通部分を感じて、問い合わせされているのだと思います。
方法論も世の中に多種多様溢れており、それぞれの視点から「どうあるべきか?」を述べていますが、要は、皆「同じこと」を違う角度から捉え、違う表現で表そうとしているのだ・・と私自身は捉えています。(武道関連の書籍などにおいても、同じような内容を見つけることができます)
「人間として重要なことは?」という永遠の問いかけに対する答えを、我々は皆常に追い求めているのでしょう。
私自身も、追い求め、真実を追求する・・その面白さに虜になっている一人なのでしょう(笑)。
アレクサンダー・テクニークの指導者として何ができるのか?
まだまだ探求の旅は続きますね!!
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